一針多助 動物のための鍼灸漢方広場

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特集

どうぶつ達のための東洋医学を知ろう! 「1. 歴史

はじめまして!多助です! 皆さんにどうぶつ達や人間に役立つ、東洋医学の情報をお届けしたいと思います。
第1回目は『東洋医学の歴史』をカンタンにご紹介しますね。

5,000年間の観察と経験から!

日本で一般的な東洋医学とは、古来から続く中国医学にその源を発します。その起源は、秦の始皇帝の時代より古く紀元前約5千年前にさかのぼる事が出来ます。現在でも広く行われている気功の一部として始まり、石の針や艾を用いて治療する事を発見・発明しました。と同時に体中を循る生理機能を司る経絡や経穴(ツボ)を発明しました。古代の人々は、今以上に自然と一体に暮らし、自然界のどうぶつ達の行動や採取する植物や鉱物を仔細に観察し、それを自分たちの生活に役立てていました。すなわち、膨大な観察・経験の蓄積・それらの応用と体系化の手段を経て今も通用する、東洋医学が完成しました。

獣医は東洋医学でも高位な存在!

今から1300年以上前の唐の時代、宮廷には五つの医師が存在し、そのうちの一つが獣医でした。ちなみに、その五つの医師のうち最も位が高いとされていたのは、食医と言われるいわば、薬膳のお医者さんでした。そして、その唐の時代には、中国全土に600の獣医大学があったそうです!現在の日本の獣医学部のある大学が16校ですから、その数の多さがわかりますね。それだけ、重視されていたという事ですね。

西洋医学と東洋医学、違うポイントは“こころとからだ”

現在の獣医学部では、当然の事ながら西洋医学(現代医学)に基づいた教育、研究が行われています。この現代医学はデカルトの二元論、つまり『心とカラダは別』という哲学観念に基づいています。それ故に明解に病気とは、細胞が傷ついてなった状態と定義づけています。それゆえ、血液検査、X線検査、超音波検査などで異常が見つからない症状にはお手上げです。東洋医学は、未病治 画素の真髄を示すがごとく、まだ(現代医学では)病気として認識される状態でも、気血の異常をとらえ診断し、治療して病気を未然に防いだり、治療出来るのです。心身一如、心とカラダは別物ではないのです!

西洋医学と東洋医学の違い

では、次回をお楽しみに!